特に初心者が気をつけておくべきこと
初心者が勉強会で注意すべきこと
初心者がSEの勉強会に初めて参加する際に、気をつけたいことがいくつかあります。まず理解しておくべきなのは、勉強会の主催者の目的です。宣伝を目的とした勉強会の場合、勉強会の中で何らかのサービスや資格などのPRが行われます。初心者でも経験者でも、役立つ内容ならば参加してもいい勉強会ですが、最終目的はサービスなどの利用ということを考えると継続的に参加するタイプの勉強会ではないかもしれません。企業が開催する勉強会は、最終的に企業の利益へとつなげることが目的です。参加する側も同じ目的ならば利害が一致しますが、そうでないなら宣伝目的の勉強会と同様の考え方で臨む必要があるでしょう。本気でSEの勉強がしたい人や同業者と交流したい人が集まる勉強会では、実費をまかなえる程度の少ない参加費で運営されていることが少なくありません。
会場の設備や費用を確認する
SEの勉強会ではパソコンを使用します。参加する勉強会で電源やWi-Fiの設備が完璧に準備されているとは限らないので、どの程度用意されているかは事前にしっかりと確認しておきましょう。電源はどうにかなるとしても、Wi-Fiは完備されていない可能性もあります。この場合には、ポケットWi-Fiやスマートフォンのデザリング機能を使うなどして対応できるよう準備しておく必要があります。電源はあるとしても供給できない位置に座る可能性も考えて対策を練っておきましょう。勉強会の費用はそれほど高額にならないことがほとんどで、会場代や運営費として数百円から1,000円程度の料金がかかるぐらいです。宣伝目的や企業開催の勉強会なら食事までついて無料ということも珍しくありません。一方、研修形式の勉強会は数万円から数十万円と高額な費用がかかります。
勉強会にはマナーがある
勉強会に参加する際はマナーを守りましょう。とはいえ、厳しいルールがあるわけではなく、社会人としてのごく一般的なマナーを守っていれば特に問題ありません。気をつけたいのは「質問のしすぎ」です。わからないことを聞ける場だからと自分の質問ばかりしていると、他の参加者の学びの機会を奪ってしまうことになります。わからないことがたくさんある場合は、スクールなどを活用しましょう。一番やってはいけないのが、勉強会の場を勧誘の場にしてしまうことです。人が多く集まるからといって、それを利用するような行為は完全なマナー違反です。どうしても告知したいことがあれば、主催者に相談して許可を得てから告知するのが筋です。勝手に宣伝や勧誘活動を行う参加者がいると、勉強会の雰囲気そのものが悪くなってしまいかねないので注意しましょう。